こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
今日も引き続き、皮膚のお話です。
昨日、お肌は、「表皮」「真皮」「皮下組織」に分けられます、と書きましたが
今回は「表皮」について
もうちょっと詳しくお話ししたいと思います。
表皮は、90%以上が角化細胞(ケラチノサイト)とよばれる細胞で構成されていて、
角化細胞(ケラチノサイト)は、
「基底細胞」→「有棘細胞」→「顆粒細胞」→「角質細胞」へと
形や働き、成分を変化する機能を備えています。
<基底層(基底細胞)>
表皮のターンオーバーが開始される層で、
表皮の一番下(内側)にあって、真皮に接しています。
基底細胞は、真皮の毛細血管から栄養補給
(※)し、
2つに細胞分裂をすることで、新しい細胞を生み出しています。
※表皮には、血管がありません。 分裂した細胞は、それぞれが役割分担をして

1つは、基底層に留まって次の細胞分裂に備える。

1つは、肌表面へと押し上げられ、有棘細胞→顆粒細胞→角質細胞→アカとなって剥がれ落ちる(ターンオーバー)
さらに、基底層の細胞間にはメラノサイトというメラニン生成細胞があって、
紫外線から肌を守るためにメラニン色素が生成されます。
(日焼けするともいいますね~)
ちなみに、基底細胞とメラノサイトの割合は、10対1程度です。
<有棘層(有棘細胞)>
表皮4層の中では、一番厚い層で、
有棘細胞が数層から10層ほど重なっています。
有棘細胞の外面は、多くの細かい棘状に覆われていて、細胞同士が結合しています。
(どうやらそれが名前の由来らしい。)
細胞と細胞の間には、リンパ液が流れていて、
細胞への栄養運搬の役割を担っています。
また有棘層の中には、ランゲルハンス細胞と呼ばれる細胞があって
細菌・ウイルス・アレルギー物質などの異物侵入情報をキャッチし
免疫反応の入り口としての役割を果たしてくれています。
<顆粒層(顆粒細胞)>
顆粒細胞が数層重なった層で、
顆粒細胞質の中にはケラトヒアリン顆粒が多く含まれています。
ケラトヒアリンは、光線を強く屈折する性質があり、
紫外線を反射させ、深部への浸透を防止する役割があるんです。
また、この顆粒層で
NMF(自然保湿因子)や細胞間脂質(セラミドなど)がつくられ、
角質層に放出されています。
<角質層(角質細胞)>
角質層は、角層とも呼ばれ、
外からの異物侵入と内側からの水分蒸散を防ぐ
バリアのはたらきをしています。
平べったい核のない角質細胞が、
パイ生地のように10~20層ほど積み重なっており、
角質細胞と角質細胞の隙間を細胞間脂質が埋めています。
角質細胞の中にあるNMF(天然保湿成分)や細胞間脂質は、
水分をキープする働きがあり
角質層内部のうるおいを保つ役割を担っています。
表皮の厚みは、平均0.2mm。
“健やかな若々しいお肌”の持ち主は、
28日間程度程度のサイクルで新しく生まれ変わっています。
でも、紫外線や加齢などの影響で
このサイクルが長くなってくると肌悩みが続出してくるんですよね~。
そんなときは、どうすれば・・・?
肌の悩みは色々だから、最適な対処法もそれぞれだと思いますが
すべてに共通して言えるのは、
「お肌を乾燥させないスキンケア」が大事だということでしょうか。
汗をかく今の季節でも
意外とお肌は乾燥するそうなので
皆様お手持ちの
化粧水でコットンパックをしてあげるのもいいのかなぁと思います。
美育Laboのアシスタントゆっきーでした。
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