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2013-01-22(Tue)

アルブチンとα-アルブチンとハイドロキノン

こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。

さて、アルブチンという成分のことはご存知でしょうか?

化粧品では、美白成分として使われていますが、
このアルブチン、お恥ずかしいことに
どうやらゆっきーは誤解をしていたよう

「アルブチン」と「α-アルブチン」という成分があるのだけれど
ゆっきーは、「α-アルブチン」のことを言うとき、
わざわざアルファというのが面倒なので
「アルブチン」と略称で呼ばれているものだと思い込んでいました。

が、アルブチンは、「チロシナーゼを抑制する・・・予防的な効果・・・」という
コメントがきっかけで、妙に気になったので
少し調べてみることにしました。

そうしたら。。。アチャチャチャ

アルブチンとα-アルブチン、
そして、アルブチン&α-アルブチンとハイドロキノンについて
誤解していたようです

同じように誤解をしている人がいるかもしれないので、
アルブチン、α-アルブチン、ハイドロキノンをそれぞれ整理しますね。

<アルブチン>
表示名称:アルブチン
INCI:ARBUTIN

コケモモ、ウワウルシ、西洋ナシなどの葉や皮に含まれていて
チロシナーゼの働きを抑制することにより、メラニン生成を抑える作用がある。
化学合成法で作られたβ-アルブチンが美白主剤に使用されている。

化学式などは、Cosmetic-Info.jpさんのこちらが分かりやすいかなぁ。


<α-アルブチン>
表示名称:α-アルブチン
INCI:ALPHA-ARBUTIN

ハイドロキノンに微生物由来の酵素を利用した糖転移反応により
ブドウ糖を1個α結合させたハイドロキノンの糖誘導体。
チロシナーゼに作用して、メラニン生成を抑制する。

α-アルブチンは、アルブチン(β-アルブチン)とブドウ糖の結合様式が異なるのだけれど
その違いは、やはりCosmetic-Info.jpさんのα-アルブチンのページ
前述のアルブチンのページを見比べてもらえば、納得!デス。

もっと詳しくα-アルブチンのことを知りたい方は
グリコ栄養食品株式会社さんのサイトがおすすめ
グリコとアルブチン!?と思った方も、このページを見てもらえば、へぇ~ですよ


<ハイドロキノン>
表示名称:ハイドロキノン
INCI:HYDROQUINONE

メラニン色素を淡色化する還元作用と
高いメラニン合成抑制作用をもつ美白剤。
従来は、化粧品に配合できなかったが、
2001年の化粧品規制緩和の際に「配合禁止リスト」に収録されず、
化粧品の配合が2%以下の濃度で可能になった。
しかし、刺激・炎症などの副作用が心配されるので
高い濃度のものは医師の指導下で使用する方が無難である。

ちなみに、化学式はCosmetic-Info.jpさんのこちらが分かりやすいでしょう。

で、ゆっきーが誤解してしまった原因は
「ハイドロキノンは皮膚刺激がある。
 アルブチンは、糖とハイドロキノンから合成される皮膚安全性の高い美白剤」
とか
「美白剤として汎用されているアルブチンは、
 ハイドロキノンにブドウ糖を結合したハイドロキノンの誘導体で
 美白効果は多少劣るが刺激は少ないので肌には優しい」
というような内容の説明。

アルブチンは、ハイドロキノンの皮膚刺激と効果を軽減させたもので
美容効果は、“多少劣る”けれど、同様の効果があるものだと
ゆっきーは、思い込んでいました

でも、“多少劣る”の説明の中には、
ハイドロキノンの魅力的な効果である「できてしまったシミにアプローチする還元作用」も
含まれているようです

“そんなの嫌だー”という気持ちで
アルブチンやα-アルブチンの資料をあれこれ調べてみたのだけれど
メラニン生成抑制の美白効果は説明されているけれど
メラニン色素を淡色化する還元作用について書かれているものは
何一つ見つけられませんでした。
ということは、アルブチンには還元作用は発見されていないということでしょう。

あ~、穴があったら入りたい


<参考書籍>
化粧品成分用語事典 2012化粧品成分用語事典 2012
(2012/09/10)
鈴木一成

商品詳細を見る


『美肌&抗老化のためのベストスキンケア(フレグランスジャーナル社)』
↑残念なことにこちらは絶版になっていました。


都合のいい解釈で、勝手な誤解をしていた
とってもお恥ずかしい美育Laboのアシスタントゆっきーでした。

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Re: ゆっきーさん こんばんは

篠原さん、こんにちは。

「ビタミンC誘導体もシミを淡色化できると・・・」は、
気にはなっていたのだけれど、
ちょっとバタバタしていて、何も触れずじまいで失礼しました。

ビタミンCは、メラニン生成抑制効果で予防的成分という理解で大丈夫だと思いますが、
原料メーカーの資料を見ていたら、
「黒色メラニンの淡色化」を謳っているビタミンCがありました。

ただ、検証データとして掲載されていたのは、
「色素沈着の改善」に関する3か月間の経過を見たものだけだったので
理論通り、このビタミンC配合の化粧品を使ったら
シミを淡色化してくれるかどうかは、疑問です。

というのは、このビタミンCだから。
http://plaza.rakuten.co.jp/cosmeticweb/diary/201112060000/
(※美里所長さんのブログ記事のURLです)

ますます頭の中が大混乱しそうなお話で失礼しました。

何かのご参考になれば幸いです。

Re: ゆっきーさん こんにちは

篠原さん、こんにちは。

ルミキシルという成分の件、ちょっと調べただけなので
絶対正しいとは言い切れないのですが、感じたことなどを返信させていただきます。

http://e-minori.jp/products/detail.php?product_id=901
このページを見ると、
ルミキシルペプチド(デカペプチド-12)とは、というタイトルで説明されている文章は、以下の通りです。

ルミキシルに含まれている「ルミキシルペプチド(デカペプチド-12)」はアミノ酸からできています。
このデカペプチド-12はメラニンの生成に関わるチロシナーゼと呼ばれる酵素の働きを防ぎ、抑制します。
(スタンフォード大学で行われた実験においてデカペプチド-12のチロシナーゼ阻害作用が報告されています)。


ということは、ハイドロキノンより効果があるかどうかという問題より
まず、気になったのは、他の美白成分同様にメラニン生成の抑制作用はあるけれど
「ハイドロキノン同様の還元作用」があるとは、書かれておりません。

なので、美白成分としての単純比較をするには、疑問が生じます。

また、ハイドロキノンが7%に対し、
ルミキシルは40%のメラニン生成抑制効果があったというデータがありますが
もうちょっとデータの取り方のバックグラウンドなど、諸事情が分からない限り
正しい判断はできないと思います。
このデータ、嘘じゃないと思うけれど、有利なデータを作ることは可能だと思います。
※あくまでも想像で、根拠は全くありません。

あと、デカペプチド-12という成分名からも分かるように
ペプチドの一種ということは、
アミノ酸の集まりというか、コラーゲンを小さくしたものといえるので
肌刺激については、納得できる説明でした。

他にも美白効果のあるペプチドとしては、
オリゴペプチド-34というのもあったはずなので、
個人的には、ハイドロキノンとの比較よりも
こっちと比較したデータが見たいものです(笑)

また、α-アルブチンとの比較なんかも見たいかなぁ。。。

最後に、
凄く効果のある成分でも
じつは、ほんの少量しか配合されていないコスメというのも存在しますので
効くコスメ探しは、楽しい半面、悩ましいことです。

相変わらずグレーな返信で申し訳ないのですが
何かのご参考になれば幸いです。

Re: ゆっきーさん こんばんは

篠原さん、こんにちは!

私も、篠原さんのお気遣いが大好きですし尊敬しております(^^)

シミの淡色化できる成分については、
今のところ確認できているのは「ハイドロキノン」しか知らないというのが
正確な表現になりますでしょうか。

残念なことだと思うので、
新しい美容成分に期待を込めて、ちょっとだけ夢のあるお話を・・・。

新しい原料の素材を研究するとき
はじめから原料メーカーの人たちは、これにはこんな効果があると分かって研究しているわけじゃなく
もしかしたら、何か効果があるかも…と思って実験してみたら
実際に効果が得られそうだし、刺激などのトラブルもなさそうだし…と
色々とデータを集めて、研究を進めて新しく生まれています。
または、今あるものの改良をしてみたり・・・。

そんなこんなで、近い将来にでも
何かハイドロキノンに変わるものができるか、
ハイドロキノンの刺激だけ抑えることができないものかと願います(笑)

美白成分=色が白くなると思ってしまう原因を作ったのは
化粧品メーカーの方だと思うので、
PRのあり方を考えさせられます。

今回は、本当に、ちょっとした一言のおかげで
大きなキズにならずに済んだと思っております。
ほんとうにどうもありがとうございました!!

これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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Author:cosmeticweb
コスメの研究・開発現場で悪戦苦闘するアシスタント、ゆっき~のあたふた日記。

今日も美里所長はどこに行ったのやら・・・トホホ
でも、鬼のいぬ間に・・・えっへへ~♪
一般には覗く事のできない研究の現場を、チラっとお見せしちゃいま~す。
って、後で怒られたら、どしよ。。。;

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